日本大百科全書(ニッポニカ) 「フータ・ジャロン山地」の意味・わかりやすい解説 フータ・ジャロン山地ふーたじゃろんさんちFouta Djallon 西アフリカ、ギニア北西部の山地。標高は最高1500メートルに達するが、平均標高は約900メートルである。ほぼ水平な古生代の砂岩層からなり、ニジェール川、セネガル川などの水源である。雨期(5~9月)と乾期(10~4月)があり、高原上はサバナで、伝統的にウシの牧畜に従事してきたプール(フルベ)人などが住んでいる。比較的人口が多く、ラベのような町もあるが、北部ではラッカセイの収穫の季節労働者として近隣の国へ出ていく人が多い。[中村和郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例