フロスキュリネラ(英語表記)Flosculinella

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フロスキュリネラ」の意味・わかりやすい解説

フロスキュリネラ
Flosculinella

原生生物界有孔虫門アルベオリニデ科の絶滅属。球形円筒形の 2種がある。ファッシオリテスと似ているが,各房の水平隔壁で 2階に仕切られている。下階は交互緯隔壁が幅広く仕切られており,上階は狭く,緯隔壁の幅も狭い。このため 2列の多数口孔の上の列は数多く,下の列は径も大きく間隔が広い。新第三紀中新世アキタニアン期の暖海相における示準化石。(→有孔虫類

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android