フレッシュ(英語表記)fresh

翻訳|fresh

デジタル大辞泉 「フレッシュ」の意味・読み・例文・類語

フレッシュ(fresh)

[形動]新鮮なさま。新しく生き生きしているさま。「フレッシュセンス
[名]コーヒーに入れるミルク状のもの。多く、植物性油脂を乳化させて作る。コーヒーフレッシュ。
[補説]日本語での用法。主に関西を中心に使われる語。
[類語]新しい瑞瑞みずみずしい新鮮生鮮生新清新鮮度ぴちぴち取れ立て生き生き生生なまなましい真新しい初初ういういしい溌剌はつらつホット最新トレンディー新た目新しい斬新最先端真っさら出来立てほやほや新味新風新品生き活気新進新進気鋭新鋭新星

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精選版 日本国語大辞典 「フレッシュ」の意味・読み・例文・類語

フレッシュ

〘形動〙 (fresh) 新鮮でさわやかなさま。生き生きしているさま。
※桐の花(1913)〈北原白秋〉桐の花とカステラ赤子の如く凡てをフレッシュに感ずる心」

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改訂新版 世界大百科事典 「フレッシュ」の意味・わかりやすい解説

フレッシュ
Carl Flesch
生没年:1873-1944

ハンガリーのバイオリン奏者。本名はカーロイKároly。ウィーン音楽院で学んだ後,パリ音楽院で,J.ティボー,F.クライスラー,G.エネスコを育てたM.P.J.マルシックに学んだ。1895年ウィーンでデビューし,その音色の純粋さ,正確なテクニック,優れた様式感と解釈によって世界的な奏者の一人となった。1905年ベルリンで17~20世紀のバイオリン音楽の歴史的発展をたどる連続演奏会を開き,以後の音楽会の一つの方向を示す。室内楽でも活躍。教育の面での功績も大きく,欧米各地の音楽学校でH.シェリングなど多くの弟子を育てる一方,《バイオリン奏法》2巻(1923-28)に代表される著作によって現代的な奏法の基礎を築いた。楽譜校訂の仕事もある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フレッシュ」の意味・わかりやすい解説

フレッシュ
Flesch Károly

[生]1873.10.9. ハンガリー,モソン
[没]1944.11.15. スイス,ルツェルン
ハンガリー生まれのバイオリン奏者,教育者。1886~89年ウィーンでヤーコブ・グリューンに師事,1890~94年パリ国立音楽院に学び,1895年ウィーンでデビューし,独奏者として活躍する一方,ピアノ奏者のアルトゥール・シュナーベル,チェロ奏者のフーゴ・ベッカーとピアノ三重奏団を組んで活躍した。1897~1902年ブカレストの音楽院の教授を振り出しに,アムステルダム音楽院,ベルリンの音楽院,アメリカ合衆国カーティス音楽院教壇に立ったが,ナチス台頭により 1934年にロンドンに移住した。1943年から死去するまでスイスのルツェルン音楽院で教えた。2巻の教則本と 3巻の練習曲集が有名。

フレッシュ
flèche

建築用語。フランス語で「矢」を意味するが,転じて聖堂の身廊と翼廊部の交差部に建てられる細長い小尖塔をいう (→尖塔 ) 。木で造られることが多く,中に鈴が下げられている。代表例はアミアン大聖堂とパリのノートル・ダム大聖堂のもの。 13世紀のシトー会修道会の礼拝堂では重要な意味をもつ (→シトー会建築 ) 。世俗建築では 15世紀以後に用いられる。

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色名がわかる辞典 「フレッシュ」の解説

フレッシュ【flesh】

色名の一つ。フレッシュは生き物の肉を意味する。直接的には肉色だが、一般的に西洋人の肌の色を表す。そのため地域によって多様な色となるが、通常は薄いピンク色をさしており、理想化された白い肌の色はフレッシュピンクと呼ばれる。和名は肌色はだいろ。平均的な日本人の皮膚の色を美化したイメージの色をさす。

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