フラッシュバット溶接(読み)ふらっしゅばっとようせつ

世界大百科事典(旧版)内のフラッシュバット溶接の言及

【溶接】より

…さらに真空中で溶接を行うので,ジルコニウム,モリブデン,タングステンのような大気と反応しやすい金属の溶接も容易である。
[抵抗および誘導加熱溶接]
 抵抗溶接は,接合しようとする材料を二つの電極ではさんで加圧し,その間に電流を流し,電気抵抗による発熱と加圧力を利用して接合を行う溶接法で,接触面積の小さい棒状電極を用いて点状に溶接するスポット溶接(図3),回転できる円板状電極を用いて連続的にスポット溶接を行うシーム溶接,溶接材に突起をつくっておき,比較的大きな電極で加圧するプロジェクション溶接および二つの材料の突合せ面を引き離すことによって火花を発生させ,次に突き合わせて抵抗熱を発生させるという操作を繰り返し,溶接しうる温度に達した段階で電流を切って衝撃的に圧着するフラッシュバット溶接などがある。スポット溶接は自動車工業,フラッシュバット溶接は新幹線のレールの溶接などに利用されている。…

※「フラッシュバット溶接」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」