フユエダシャク(読み)ふゆえだしゃく

世界大百科事典(旧版)内のフユエダシャクの言及

【フユシャク(冬尺)】より

…鱗翅目シャクガ科の昆虫。この科の中には,一般の昆虫がまったく活動を停止するような寒冷期にだけ成虫の羽化する種類が日本だけでも30種近くおり,所属する亜科の違いから,フユシャク(ホシシャク亜科),フユナミシャク(ナミシャク亜科),フユエダシャク(エダシャク亜科)という語尾がつけられている。いずれも晩秋から冬季を経て早春まで羽化するもので,雌の翅は退化し,樹皮や小枝上にいて,性誘引物質を放出して,交尾のため雄が飛来するのを待つ。…

※「フユエダシャク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」