フトラフール(読み)ふとらふーる

世界大百科事典(旧版)内のフトラフールの言及

【制癌薬】より

…これはチミジル酸合成酵素に作用してその作用を妨げることにより,結果的にDNA合成を抑えるのが主作用である。日本では,これの誘導体としてテガフール(フトラフール)がソ連から導入され,経口投与により5‐FUと同じように用いられるが,副作用の発現は少ない。最近,類似化合物としてカルモフール(ミフロール)が開発されたほか,テガフールを1とウラシルを4の比率で配合したUFTも最近開発された。…

※「フトラフール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」