フォール・リバー(読み)ふぉーるりばー(英語表記)Fall River

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フォール・リバー」の意味・わかりやすい解説

フォール・リバー
ふぉーるりばー
Fall River

アメリカ合衆国、マサチューセッツ州南東部、ホープ湾に臨む海港工業都市人口9万1938(2000)。19世紀に合衆国最大の綿紡績工業の中心地として活躍し、1860年から1900年の40年間に人口は7倍以上にも達した。その後、衰退一途をたどったが、現在も繊維・衣料関連工業は盛んで、金属プラスチック繊維機械製紙など多種工業がある。1656年に町が建設された。1811年に綿紡績工業がおこり、54年より市制が施行された。独立戦争激戦地でもある。

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「フォール・リバー」の意味・わかりやすい解説

フォール・リバー

米国,マサチューセッツ州南東部の工業都市。1812年戦争以降綿工業が始まり,米国綿工業の中心都市の一つとなったが,20世紀初頭以降衰退。ゴム・紙工業などがある。8万8857人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android