フォールスカラー写真(読み)ふぉーるすからーしゃしん

世界大百科事典(旧版)内のフォールスカラー写真の言及

【赤外線写真】より

…赤外線は元来色光には対応しないのであるから色再現とは無関係で,画像の色は被写体を識別するのにつごうのよい色を選んである。このようなカラー写真をフォールスカラー写真という(フォールスカラーfalse colourは偽りの色の意)。たとえばコダック社の赤外カラー反転フィルム(Ektachrome Infrared AERO,type8443)の場合は黄フィルターを使って撮影し,500nm以下の波長の光はカットするが,このような赤外カラーフィルムで風景を撮影すると空は青く,海や湖は深い青に再現されるが芝生の緑は赤くなり,樹木も赤みを帯びる。…

※「フォールスカラー写真」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」