フォーラム・デ・アール(読み)ふぉーらむであーる

世界大百科事典(旧版)内のフォーラム・デ・アールの言及

【地下街】より

…日本のようにいろいろな施設が複合化してできあがった地下街をもった国は他に例がなく,環境衛生上も労働衛生上も,また防災面からも未解決の問題を多くもっており,これから地下空間を積極的に利用する際には,たとえば防災という面からだけ考えても単に設備技術的対応をするのでなく,人間行動も含めた計画論的対応の検討を行うべきである。パリの地下鉄の終着駅レ・アールの地下化の際,フランスの技術者が日本を訪れて地下街の勉強をし,彼らが計画したフォーラム・デ・アールでは,地下4階まで掘り下げた商店街の中央に大きな広場を設け,その周りに配置された店舗は総ガラスばりで,採光,通風,防災のいずれについても優れる。こうした計画論的対応を日本は見習う必要があろう。…

※「フォーラム・デ・アール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」