フォン・ノイマン(読み)フォンノイマン

百科事典マイペディア 「フォン・ノイマン」の意味・わかりやすい解説

フォン・ノイマン

ハンガリー生れの米国数学者。1919年故国を出てドイツ,スイスの大学に学び,1930年渡米してプリンストン大学教授,1933年同高等研究所員となる。集合論数学基礎論の研究から量子力学の数学的基礎づけを行い,連続幾何学,作用素環論を創始。またゲーム理論を創始し,O.モルゲンシュテルンとの共著《ゲームの理論と経済行動》(1944年)によって数理経済学へも応用コンピューター理論の開拓者の一人で,MANIAC Iの設計を指導,オートマトンや自己増殖する機械の理論を展開した。
→関連項目コンヌコンピューターノイマン型計算機

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「フォン・ノイマン」の解説

フォン・ノイマン

米国の数学者。1903年にハンガリーで生まれ、1930年に米国に移民。現在のコンピューターの基本となるノイマン型コンピューター提唱。1957年没。

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