フエゴ[島](読み)フエゴ

百科事典マイペディア 「フエゴ[島]」の意味・わかりやすい解説

フエゴ[島]【フエゴ】

ティエラ・デル・フエゴ島通称。南米南端,マゼラン海峡の南にある島。東部はアルゼンチン領。西部はチリ領。周辺に多くの小島がある。気候は冷涼湿潤。原住民のフエゴ島人(オナ族ヤーガン族アラカルフ族の3系)がわずかに残存する。牧羊がおもに行われるが,1970年以降,石油資源が発見され,ビーグル海峡東端の3島の帰属をめぐって両国が対立し,1985年チリ領として決着。1520年マゼランが発見。アルゼンチン領は主都ウスワイア,2万1571km2,12万7000人(2010)。チリ領は中心都市ポルベニル,約4万5000km2,約9500人。
→関連項目パン・アメリカン・ハイウェーホーン[岬]

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