フェード現象(読み)フェードゲンショウ

デジタル大辞泉 「フェード現象」の意味・読み・例文・類語

フェード‐げんしょう〔‐ゲンシヤウ〕【フェード現象】

自動車で長い坂道を下る際に、フットブレーキを使いすぎることでブレーキパッドが過熱し、制動力が落ちる現象。→ベーパーロック

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のフェード現象の言及

【ブレーキ】より

…ブレーキ効率はドラムブレーキに比べて劣るが,放熱効果が優れているので,摩擦面が高温になりにくい。すなわち,ブレーキをかけ続けたり,高速走行中に急ブレーキをかけた場合でも,摩擦面が高温になってブレーキ性能が低下するフェード現象が起こりにくく,このため航空機,新幹線や一般の高速鉄道車両,また最近は自動車,オートバイにも広く使われている。なお,航空機用のディスクブレーキはコンパクトに設計する必要があるので,ディスクを多板にすることが多い。…

※「フェード現象」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」