フェルテー湖/ノイジードラー湖の文化的景観(読み)フェルテーこ ノイジードラーこのぶんかてきけいかん

世界遺産詳解 の解説

フェルテーこ ノイジードラーこのぶんかてきけいかん【フェルテー湖/ノイジードラー湖の文化的景観】

2001年に登録された、オーストリアハンガリーにまたがる世界遺産(文化遺産)で、ハンガリー北西部のジェール・モション・ショプロン県から、ウィーン南東のブルゲンラント州に広がる、ヨーロッパ最大の塩水湖一帯。1993年にオーストリアのノイジードラー湖=ゼーヴィンケル国立公園が保護区として承認され、その後2001年にハンガリーのフェルテー湖周辺を合わせた一帯が世界遺産に登録された。フェルテー湖/ノイジードラー湖はステップ湖(平原湖)で、280種の鳥類が生息している。また、この湖周辺の丘陵地にはぶどう畑が広がっている。こうした中央ヨーロッパらしい田園風景近代宮殿などがある独特の文化的景観が評価され、世界遺産に登録された。◇英名はFertö / Neusiedlersee Cultural Landscape

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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