フェリョン(会寧)(読み)フェリョン(英語表記)Hoeryǒng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フェリョン(会寧)」の意味・わかりやすい解説

フェリョン(会寧)
フェリョン
Hoeryǒng

北朝鮮,ハムギョンプク (咸鏡北) 道の北部にある町。フェリョン郡の郡庁所在地。中国との国境をなすトゥマン (豆満) 江にのぞむ。高麗末から李氏朝鮮初期にかけては,北辺防衛のための六鎮の一つで,五国城址が残る。中国との貿易が行われ,また上流ムサン (茂山) から流送される木材を陸揚げする。製材,製糖の工場がある。農村部では畑作牧牛が行われる。付近に鉄鉱山,炭鉱がある。ハンブク (咸北) 鉄道が通る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android