通話のみの機能をもつベーシックフォンとパーソナルコンピュータなみの機能をもつスマートフォンの間に分類される、多機能携帯端末。ただし明確な定義はなく、スマートフォン以外の携帯電話端末を総称することもある。電子マネー決済、ワンセグ放送受信など独自の機能を備える日本のフィーチャーフォンは、独自の進化を遂げるガラパゴス諸島の生物になぞらえて、特にガラパゴス携帯(ガラケーと略す)ともよばれる。日本においてはフィーチャーフォンでは、アプリケーションやコンテンツの販売や課金はすべて通信事業者の管理下にあり、囲い込み型ビジネスモデルが成立していた。それに対し、Google(グーグル)のAndroid OS(アンドロイドオーエス)を搭載したスマートフォンや、アップル社のiPhone(アイフォーン)では、通信事業者とコンテンツ流通の経路は切り離されている。
2011年(平成23)ごろからスマートフォンが幅広く普及するようになり、日本国内ではフィーチャーフォンの稼働台数は減少傾向が続いている。それに伴い、各携帯通信事業者の公式メニューにある情報サービスの会員数や利用者数も減少。同メニュー向けの情報配信やコンテンツ販売で収益を上げていた新聞社、レコード会社などの事業展開にも影響を及ぼしている。
[編集部]
(2015-4-08)
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