フィンスタビライザー

百科事典マイペディア 「フィンスタビライザー」の意味・わかりやすい解説

フィンスタビライザー

船体中央部付近の両玄湾曲部に長方形ひれ出し,船体の動揺を防ぐ装置。船が一方に揺れるとき,ひれをひねって水流に対して迎え角をつけ,生じた揚力横揺れを止める。1923年元良信太郎が発明
→関連項目スタビライザー

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のフィンスタビライザーの言及

【スタビライザー】より

…このように,自動車および飛行機にもスタビライザーが装備されているが,単にスタビライザーという場合には船のスタビライザー,すなわちシップスタビライザーを指すことが多い。実際に使われているシップスタビライザーは,いずれも船の横揺れ(ローリング)を軽減する装置で,ビルジキール,減揺タンク,ジャイロスタビライザー,フィンスタビライザーなどがある。このほか,船の縦揺れを減ずる装置も研究されているが,実用には至っていない。…

※「フィンスタビライザー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android