フィリップ(Gérard Philipe)(読み)ふぃりっぷ(英語表記)Gérard Philipe

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フィリップ(Gérard Philipe)
ふぃりっぷ
Gérard Philipe
(1922―1959)

フランスの俳優。カンヌに生まれる。法律を学ぶが、映画監督M・アレグレの勧めで演技を習い、ニースのカジノ座で初舞台を踏む。パリに出てコンセルバトアールで演技を磨き、カミュの『カリギュラ』(1945)の主役で不動の地位を築き、1951年以降はTNP(テーエヌペー)(国立民衆劇場)の主演俳優として活躍した。映画では『白痴』(1946)で認められ、『肉体悪魔』(1947)でスターの座を占め、以来もっぱらロマンチックな役柄で人気を集めたが、心臓麻痺(まひ)のため36歳で急逝。ほかに映画の代表作として、『花咲ける騎士道』『夜ごとの美女』(ともに1952)、『赤と黒』(1954)、『モンパルナスの灯(ひ)』(1957)、『危険な関係』(1959)など。

[登川直樹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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