ファテプルシークリ(英語表記)Fatehpur Sīkri

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファテプルシークリ」の意味・わかりやすい解説

ファテプルシークリ
Fatehpur Sīkri

インド北部,ウッタルプラデーシュ州西部,アーグラ西方約 35kmにある町。 1569年にムガル帝国アクバル帝が,この地に住む聖者サリム・チスティの預言により3人の王子を得たことに感謝して建設大理石とばら色の砂岩を用い,イスラムヒンドゥー建築様式を融合させた廟,宮殿モスクなどが建てられた。 88年まではアクバルの都であったが,用水の不足で放棄された。 1986年世界遺産の文化遺産に登録。人口2万 5459 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android