ピリ

百科事典マイペディア 「ピリ」の意味・わかりやすい解説

ピリ

朝鮮半島オーボエ属の管楽器。日本の篳篥(ひちりき)や中国管子と同系。中央アジア起源の楽器とされる。親指孔1,その他の指孔7。ヒャンピリ(ヒャンアク用),セピリ(小規模編成のヒャンアク用で,やや小型で音が小さい),タンピリ(唐楽用。黒い竹管はセピリより太いが,長さは同じ)の3種がある。

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世界大百科事典(旧版)内のピリの言及

【管子】より

…広東音楽や粤劇(えつげき)伴奏に用いる喉管は,管子から派生し作られた楽器。朝鮮の雅楽,唐楽等で用いるピリ,日本の雅楽の篳篥(ひちりき)は管子と同系統の楽器。【増山 賢治】。…

※「ピリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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