ピエール スーラージュ(英語表記)Pierre Soulages

現代外国人名録2016 「ピエール スーラージュ」の解説

ピエール スーラージュ
Pierre Soulages

職業・肩書
画家

国籍
フランス

生年月日
1919年12月24日

出生地
アベイロン県ロデス

勲章褒章
レジオン・ド・ヌール勲章コマンドール章

受賞
世界文化賞(第4回)〔1992年〕,東京国際ビエンナーレ展文部大臣賞〔1957年〕

経歴
少年時代から故郷のケルト美術遺跡やロマネスク美術に影響を受ける。1941年モンペリエで1年間美術学校に学ぶ。’46年パリの郊外に移り住み、本格的な創作活動を始める。’47年シュル・アンデパンダン展に初めて出品。’48年パリにアトリエを構える。フランス抽象絵画展に出品、ミュンヘンデュッセルドルフハノーファーなどを巡回。’52年ベネチア国際ビエンナーレ美術展、’53年サンパウロ・ビエンナーレ展に出品。黒や褐色基調に、力強く堂々とした抽象画を描き、戦後パリ画壇で抽象絵画の代表的作家となった。作品完成の日付がタイトルになっている。代表作に「絵画、195×130cm、1956年8月10日」「絵画 1959年12月28日」「絵画、26 May 1969」など。2009年ポンピドゥ・センターで大規模な回顧展が開催された。陶壁やステンドグラスなどの作品もある。1958年初来日、以来度々日本を訪れている。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「ピエール スーラージュ」の解説

ピエール スーラージュ
Pierre Soulages


1919.12.24 -
フランスの画家。
アベロン県ロデス生まれ。
原始芸術、ロマネスク美術、キュビズムの影響を受ける。アルトゥングと共にパリ派の代表的な抽象画家。実在のイメージを排除し材質フォルム色彩に純粋の造形空間の創造をめざす。1946年よりパリに定住。サロン・ド・メールなどに出品。’53年サンパウロ・ビエンナーレ展受賞、’57年東京国際版画ビエンナーレ展文部大臣賞受賞、’59年リュブリアナ国際版画ビエンナーレ大賞受賞。代表作は「絵画」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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