百科事典マイペディア 「ピエトロ・ダ・コルトナ」の意味・わかりやすい解説 ピエトロ・ダ・コルトナ イタリアの画家,建築家。本名ピエトロ・ベレッティーニPietro Berrettini。コルトナ生れ。ベルニーニ,ボロミーニとともに盛期バロックを代表する芸術家。パラッツォ・バルベリーニの天井画(1633年―1639年)などの史実や神話を主題とする天井画や壁画は,壮大な空間のイリュージョニスムによってバロック特有のきわめて壮麗な効果を生み出している。建築ではローマのサンタ・マリア・デラ・パーチェ聖堂のファサード(1657年)やサンタ・マリア・イン・ビア・ラータ聖堂のファサード(1658年―1662年),サン・カルロ・アル・コルソ聖堂のドーム設計(1668年)などがある。→関連項目ピュジェ 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報