ビックスバーグ(読み)びっくすばーぐ(英語表記)Vicksburg

翻訳|Vicksburg

デジタル大辞泉 「ビックスバーグ」の意味・読み・例文・類語

ビックスバーグ(Vicksburg)

米国ミシシッピ州西部の都市ミシシッピ川とヤズー川の合流点付近に位置する。河港をもち、汽船の中継地として発展南北戦争激戦地で、東郊に国立軍事公園が広がる。ビクスバーグ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビックスバーグ」の意味・わかりやすい解説

ビックスバーグ
びっくすばーぐ
Vicksburg

アメリカ合衆国、ミシシッピ州西部、ウォーレン郡の郡都。人口2万6407(2000)。ミシシッピ川とヤズー川の合流点付近の高台に位置する、主要な河港である。周辺に産する綿花木材肉牛集散地で、木工製品、機械部品、トレーラーハウス飼料肥料なども生産する。18世紀初期にはフランスの砦(とりで)が、1791年にはスペインの砦がそれぞれ建設された。1798年に合衆国領となり、1825年に市となった。戦略上重要な位置にあったため、南北戦争時ビックスバーグの攻防は激烈を極めた。

[菅野峰明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビックスバーグ」の意味・わかりやすい解説

ビックスバーグ
Vicksburg

アメリカ合衆国,ミシシッピ州西部,ミシシッピ川とヤズー川との合流点にある都市。メンフィスニューオーリンズとのほぼ中間にあたり,河港として重要である。 1718年にフランス人が入植したが,10年後にインディアンに破壊された。その後汽船による輸送の中心として発展。南北戦争中には,47日にわたって北軍に包囲された。現在は保養地で,綿花,家畜,木材などの集散地でもある。人口2万 908 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android