ビシャカパトナム(読み)びしゃかぱとなむ(英語表記)Vishakhapatnam

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビシャカパトナム」の意味・わかりやすい解説

ビシャカパトナム
びしゃかぱとなむ
Vishakhapatnam

インド南東部、アンドラ・プラデシュ州北東部のベンガル湾に臨む都市。ビザガパタムともいう。人口96万9608、周辺部を含む人口132万9472(2001)。丘陵性の岬に囲まれた良港で、17世紀にイギリス東インド会社が商館を設置、港湾都市発展の基礎をつくった。この州で産するマンガンや油脂原料を輸出し、また石油精製造船化学肥料など近代工業も立地している。ミャンマーの諸港との間には定期船便がある。気温の年較差は4月の28℃と12月の22℃の差で6℃と小さいが、雨期(5~11月)と乾期(12~4月)ははっきりしている。

[福岡義隆]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android