ヒョウホンムシ(標本虫)(読み)ヒョウホンムシ

百科事典マイペディア の解説

ヒョウホンムシ(標本虫)【ヒョウホンムシ】

ヒョウホンムシ科の甲虫総称。その1種ナガヒョウホンムシは日本全土に分布。体長4mm内外,雄は黄褐色細形,雌は赤褐色白斑があり,丸みを帯びる。幼虫木材や乾燥動物標本などを加害し,成虫は冬に出現。ヒョウホンムシ科は全世界に約500種あり,一般に乾燥した動物質を食べるが,アリの巣中にすむ種類もある。

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