ヒポコンドリー

精選版 日本国語大辞典

ヒポコンドリー

〘名〙 (Hypochondrie) 心気症。神経症の一種。客観的な身体的異常がないのに自分が病気ではないかと心配する。頭痛、肩こり、疲労感、不眠などを訴え、いろいろな病気と結びつけて思い悩む。鬱病、統合失調症、妄想性障害でもこのような訴えがみられる。ヒポコンドリア。

※狂乱（1922）〈近松秋江〉四「陰気な宿で、さうなくてさへヒポコンドリイのやうに常に気の鬱(ふさ)いでゐる自分の症状に対しては倍々好くない」

出典　精選版 日本国語大辞典

改訂新版　世界大百科事典

ヒポコンドリー

→心気症

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ヒポコンドリー

→心気症(しんきしょう)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ヒポコンドリー

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世界大百科事典（旧版）内のヒポコンドリーの言及

【心気症】より

…ヒポコンドリーともいう。ギリシア語で〈肋軟骨の下〉を意味したヒュポコンドリオスhypochondriosという語が，2世紀にガレノスによって初めて病名として用いられた。…

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