パンパス(英語表記)pampas

翻訳|pampas

精選版 日本国語大辞典 「パンパス」の意味・読み・例文・類語

パンパス

[1] (pampas) アルゼンチンの中央部、ラプラタ川中心とする草原地帯。温帯モンスーン気候で年平均気温は摂氏二〇度以下、降水量は一〇〇〇ミリメートル以下、東部湿潤西部は乾燥する。牧草アルファルファが栽培され、大規模な農牧地帯となっている。パンパ
[2] 〘名〙 植物パンパスグラス」の略。

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デジタル大辞泉 「パンパス」の意味・読み・例文・類語

パンパス(pampas)

アルゼンチンのラプラタ川流域に、ブエノスアイレスを中心に広がる大平原草丈の高い草原が広がり、土壌肥沃で、19世紀末から開発され、東部は小麦地帯、西部は牧畜地帯をなす。パンパ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パンパス」の意味・わかりやすい解説

パンパス
pampas

パンパともいう。南アメリカのアルゼンチンやウルグアイにみられる乾いた広大な温帯草原で,年降水量 1000mm以下。南はパタゴニア,北はリオサラド,西はアンデス山地,東は大西洋に及び,イネ科のイチゴツナギハネガヤノガリヤスコメガヤなどの諸属の草本がおもに生じる。草体はじょうぶな茎をもち,硬葉草原の一種。土壌はヨーロッパのチェルノゼムに似た黒色土。季節による温度,水分条件の変化が大きく,四季の景観の変化が著しい。水分が多いところでは樹木が混り,サバナに移行する。おもな野生動物として,グアナコ (ラマの一種) が小さな群れをつくり,キツネ類,スカンク類,ビスカチャ (ネズミの一種) ,レア (アメリカダチョウ) などがいる。現在はヒツジウシの大飼育地帯となっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「パンパス」の意味・わかりやすい解説

パンパス
ぱんぱす

パンパ

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