パントーハ・デ・ラ・クルス(英語表記)Juan Pantoja de la Cruz

世界大百科事典 第2版 の解説

パントーハ・デ・ラ・クルス【Juan Pantoja de la Cruz】

1553‐1608
スペインの宮廷画家マドリードに生まれ同市で没した。最初のスペイン人宮廷画家サンチェス・コエリョ弟子で,フランドル風の細密描写による肖像画を描いた。晩年のフェリペ2世と同3世に仕え,数多くの王家肖像画を残したほか,《キリストの降誕》《羊飼いたちの礼拝》などの宗教画も描いた。【神吉 敬三】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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