パンツ

精選版 日本国語大辞典 「パンツ」の意味・読み・例文・類語

パンツ

〘名〙 (pants)
ズボン式の短い下着総称。男子用のさるまたやブリーフのほか、女子用のパンティーズロースをさすこともある。
※西部劇通信(1930)〈牧野信一〉「僕は〈略〉終に全裸のパンツ一つになり」
② ズボン。長ズボン。
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後「窄袴(パンツ)の衣兜(かくし)両手を挿込んで」
③ 運動用の長ズボンや半ズボントレーニングパンツやショートパンツ。
※父を売る子(1924)〈牧野信一〉二「ラケットの袋の中にパンツもシャツも入れて持って行く」
④ ①の形をした男子の水泳用のもの。海水パンツ。水泳パンツ。
※海肌の匂い(1949)〈武田泰淳〉「黒パンツ一つのたくましい新三の身体は」

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デジタル大辞泉 「パンツ」の意味・読み・例文・類語

パンツ(pants)

ズボン。スラックス。「コットンパンツ」「パンツルック」
ズボン式の短い下ばき。ブリーフズロースなど。
[類語](1ズボンスラックスパンタロン/(2トランクスブリーフ

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改訂新版 世界大百科事典 「パンツ」の意味・わかりやすい解説

パンツ
pants

pantaloons(ズボン)の短縮形。フランス語のパンタロンpantalon,英語のトラウザーズtrousersに対して,1841年以来アメリカで使われてきた言葉。日本ではおもに男性の下着を指すことが多かった。また,スポーツのためのショート・パンツ,ランニング・パンツ,トレーニング・パンツ(トレパン)などと使われてきた。しかし1960年代以降ジーンズ・パンツ(ジーパン)やホット・パンツが女性のファッションに登場して以来,パンツ・ルックなどとそれまでのズボンやパンタロンの呼称に代わって用いられるようになり定着した。
下着 →ズボン
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パンツ」の意味・わかりやすい解説

パンツ

パンティ」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のパンツの言及

【ズボン】より

…パンタロンの名称は,16世紀イタリアのコメディア・デラルテの喜劇の主人公パンタローネのはいたぴったりした長ズボンに由来するといわれる。 パンツpants英語のトラウザーズにあたる米語。男子の膝丈ぐらいの,スポーツ用,夏用の半ズボン。…

※「パンツ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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