パンチェン・ラマ(11世)(読み)パンチェンラマ(英語表記)Panchen Lama ⅩⅠ

現代外国人名録2016 の解説

パンチェン・ラマ(11世)
パンチェンラマ
Panchen Lama ⅩⅠ

職業・肩書
宗教指導者 チベット仏教(ラマ教)指導者,人民政治協商会議(全国政協)委員,中国仏教教会副会長

出生地
チベット

旧名・旧姓
ギェンツェン・ノルブ

経歴
1989年チベット仏教(ラマ教)でダライ・ラマに次ぐ高位指導者とみなされるパンチェン・ラマ10世が亡くなると、’95年中国政府により11世として認定され、即位した。2010年20歳の若さで中国仏教教会副会長、人民政治協商会議(全国政協)委員などに抜擢される。一方、1995年にダライ・ラマ14世によりゲンドゥン・チューキ・ニマ少年(当時6歳)がパンチェン・ラマの転生者として認定されたが、間もなく中国政府により連れ去られ、行方不明となった。このため、中国政府公認と、ダライ・ラマ14世が認定した2人のパンチェン・ラマ11世がいることになっている。中国政府はニマ少年は一般市民として生活していると発表している。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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