パミール

精選版 日本国語大辞典 「パミール」の意味・読み・例文・類語

パミール

(Pamir) 中央アジア南東部地方チベット高原の西側に連なり、ヒマラヤ・カラコルム・崑崙(クンルン)・天山(テンシャン)などの山脈が集まる大山系と高原とからなる。大部分タジキスタン共和国に属し、東部は中国、南部はアフガニスタン領。コングル峰(七七一九メートル)・ムスターグアタ峰(七五四六メートル)・コムニズム峰(七四九五メートル)などの高峰がある。タジク族・キルギス族やイラン系諸族が牧羊を営む。現地人から世界屋根の意のバーミー‐ドゥンヤ(Bami Dunya)と呼ばれる。

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デジタル大辞泉 「パミール」の意味・読み・例文・類語

パミール(Pamir)

中央アジア南東部の地方。タジキスタンを主に中国アフガニスタンなどにまたがる。天山ヒンズークシカラコルム崑崙こんろん山脈などが集まる大山系と高原とからなる。平均標高は約5000メートルで、世界の屋根と呼ばれる。葱領そうれいパミール高原

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「パミール」の解説

パミール

葱嶺(そうれい)

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