パイロン

デジタル大辞泉 「パイロン」の意味・読み・例文・類語

パイロン(pylon)

古代エジプト神殿の入り口にある双塔状の門。ピロン
吊橋つりばしケーブルを支える塔状の構造物。
高圧電線を支える鉄塔
航空機で、エンジンなどを支持するための柱。
カラーコーン

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精選版 日本国語大辞典 「パイロン」の意味・読み・例文・類語

パイロン

〘名〙 (pylon)
① 古代エジプト神殿の入り口にある双塔状の門。ピロン。
吊橋(つりばし)のケーブルを支える鉄塔。
③ 高圧電線を支える鉄塔。
ジェット機のエンジンを吊り下げる板状の部分。
ヘリコプターオートジャイロなどの回転翼を支えている部分。
⑥ 道路工事などで路上に置く、プラスチックの標識塔。

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パラグライダー用語辞典 「パイロン」の解説

パイロン

競技などで設定される地上の目標物。

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世界大百科事典(旧版)内のパイロンの言及

【塔】より

…メソポタミアの城市の市門も塔状の部分にはさまれるのが普通で,市壁にも塔がそなえられた。古代エジプトの石造神殿入口はピュロン(パイロン)と呼ばれる塔にはさまれていた。またその前には1対のオベリスクが建てられた。…

【門】より

…一方,建物の一部をなす出入口には,格門,版門,歓門など各種の形式があり,それらはむしろ日本でいう扉や玄関の類型に属するが,言語としては今日でも両種の意味に用いられている。【田中 淡】
【西洋】
 古代エジプトの神殿にはピュロンpylōn(パイロンpylon)と呼ぶ塔門があり,傾斜した壁面をもつ二つの台形の建物をつなぎ,その中央に戸口を設けていた。ナイル川上流に多数建造された要塞の門も,二つの塔のあいだに扉口を設ける形式をとっていた。…

※「パイロン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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