バーブ佐竹(読み)バーブサタケ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「バーブ佐竹」の解説

バーブ佐竹
バーブサタケ


職業
歌手

本名
佐武 豊(サタケ ユタカ)

生年月日
昭和10年 2月7日

出身地
北海道 釧路市

学歴
釧路南中卒

経歴
地元・北海道で流しのギター弾きとして音楽活動を始め、昭和32年上京。ハワイアンバンドの歌手や新宿のナイトクラブ専属歌手など長い下積み生活を重ね、作曲家・吉田矢健治に認められ門下生となる。39年「女心の唄」でレコードデビュー。同曲が250万を越える大ヒットとなり、40年レコード大賞新人賞を獲得。ブルース系のハスキーな低音で多くの人を魅了し、同年から4年連続でNHK「紅白歌合戦」に出場。夜の酒場をテーマにした作品が多く、他のヒット曲に「ネオン川」「雨おんな」「カクテル小唄」「虫けらの唄」「おとこ酒」などがある。48年人気テレビドラマ「子連れ狼」の主題歌「ててご橋」もヒット。また「顔じゃないよ、心だよ」という名ゼリフでも知られ、牧伸二、菅原洋一らと“モスラ会”を結成した。平成7年歌手生活30周年を記念して「望郷歌」を発売。名前の“バーブ”はハワイアン時代からのニックネームで、本名の佐武が“サブ”と呼ばれることが多いことから佐竹に変え、佐竹の“竹”の英語であるバンブーをもじって“バーブ”と付けた。

受賞
日本レコード大賞新人賞(第7回)〔昭和40年〕「女心の唄」

没年月日
平成15年 12月5日 (2003年)

伝記
心のうたが聴こえる―NHKラジオ「演歌今昔」から 杉 紀彦,こんばんはラジオセンター班 著(発行元 日本放送出版協会 ’87発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「バーブ佐竹」の解説

バーブ佐竹
バーブサタケ

昭和・平成期の歌手



生年
昭和10(1935)年2月7日

没年
平成15(2003)年12月5日

出身地
北海道釧路市

本名
佐武 豊(サタケ ユタカ)

学歴〔年〕
釧路南中卒

主な受賞名〔年〕
日本レコード大賞新人賞(第7回)〔昭和40年〕「女心の唄」

経歴
地元・北海道で流しのギター弾きとして音楽活動を始め、昭和32年上京。ハワイアンバンドの歌手や新宿のナイトクラブ専属歌手など長い下積み生活を重ね、作曲家・吉田矢健治に認められ門下生となる。39年「女心の唄」でレコードデビュー。同曲が250万を越える大ヒットとなり、40年レコード大賞新人賞を獲得。ブルース系のハスキーな低音で多くの人を魅了し、同年から4年連続でNHK「紅白歌合戦」に出場。夜の酒場をテーマにした作品が多く、他のヒット曲に「ネオン川」「雨おんな」「カクテル小唄」「虫けらの唄」「おとこ酒」などがある。48年人気テレビドラマ「子連れ狼」の主題歌「ててご橋」もヒット。また「顔じゃないよ、心だよ」という名ゼリフでも知られ、牧伸二、菅原洋一らと“モスラ会”を結成した。平成7年歌手生活30周年を記念して「望郷歌」を発売。名前の“バーブ”はハワイアン時代からのニックネームで、本名の佐武が“サブ”と呼ばれることが多いことから佐竹に変え、佐竹の“竹”の英語であるバンブーをもじって“バーブ”と付けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android