バートヤム(英語表記)Bat Yam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バートヤム」の意味・わかりやすい解説

バートヤム
Bat Yam

イスラエルの地中海岸,テルアビブヤフォの南隣にある小都市。周辺は砂丘地帯で地中海型気候のために冬は温暖。 1925年にパレスチナに移民したユダヤ人たちが最初はイルガンニム (庭園都市) として開発したが,1929年のアラブ反乱で一時放棄された。その後,1936年には現在のバートヤム (海の娘) に変わり,新しい都市計画のもとに設立した町で,工業都市として発達,イスラエル最大級の醸造所をはじめ,金属,コンクリート,印刷,繊維などの中小工場が集中する。海岸一帯は避寒海水浴のためのレクリエーション施設が多い。人口 13万 3200 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android