バンタム

精選版 日本国語大辞典 「バンタム」の意味・読み・例文・類語

バンタム

[1] (Bantam) インドネシアのジャワ島西部の地名スンダ海峡に面する。一六~一七世紀この地方を支配するバンタム王国が栄えた。現在名はバンテン
[2] 〘名〙 (bantam (一)から輸入されたとされるところから) ニワトリ品種チャボに似て体型は小形で、歩き方に特徴がある。愛玩用とし、コーチン‐バンタム、シルキー‐バンタムなどの種類がある。
※モダン辞典(1930)「バンタム (動)ちゃぼ鶏」

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デジタル大辞泉 「バンタム」の意味・読み・例文・類語

バンタム(Bantam)

鶏の一品種。チャボに似て小形で、愛玩用。英国改良。インドネシアのジャワ島西部のバンタム地方の原産という。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「バンタム」の解説

バンタム

バンテン王国

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世界大百科事典(旧版)内のバンタムの言及

【バンテン】より

…インドネシア,ジャワ島西端部の町。別名バンタムBantam。ジャカルタの西70km,同名湾の湾奥に位置する。…

【バンテン王国】より

…インドネシア,ジャワ島西端のバンテンBanten港を中心として1527年ごろから1813年まで存続した王国。ヨーロッパ文献にはバンタムBantamと記される。北スマトラのパサイ出身のいわゆる〈9聖人〉の一人スーナン・グヌン・ジャティ(ファラテハン)は1524年にジャワ北岸のデマックにイスラムを伝え,さらに布教と貿易の根拠地を求めてバンテンに移動した。…

※「バンタム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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