精選版 日本国語大辞典 「バンクーバー」の意味・読み・例文・類語
バンクーバー
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翻訳|Vancouver
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カナダ,ブリティッシュ・コロンビア州の最大都市。大都市域人口221万(2005,カナダ第3位)。アメリカ国境から北方40kmに位置するカナダ太平洋岸の最大都市。林立する近代的な高層ビル群の背後に,海岸山脈の山並みが間近にそびえる雄大な景観美を誇り,カナダの太平洋側の玄関口といわれる港湾都市である。周辺には,洪積世の大陸氷河で削られたフィヨルドなどの氷河地形が展開し,ジョージア水道をへだててバンクーバー島に面する。温和な西岸海洋性気候で,冬は雨が多く,雪は少ない。市域は北側のバラード湾と南のフレーザー川河口にはさまれている。バラード湾にある港は1960年代の対日貿易の発展とともに活況を呈してきた。おもな輸出品は小麦,木材,石炭,水産物で日本向けが多い。日本からは自動車,機械類を大量に陸揚げしている。港周辺には穀物エレベーターやパルプ,水産加工物などの倉庫が建ち並ぶ。カナダ太平洋岸地域最大の商業・金融中心地であり,市内外には,製紙・パルプをはじめ,機械,繊維,製糖,サケなどの缶詰,造船などの工場が多い。フレーザー川の海岸三角州に国際空港がある。バラード湾に面するスタンリー公園など観光地にも恵まれている。ブリティッシュ・コロンビア大学やサイモン・フレーザー大学の所在地。
1865年に製材所がつくられたが,84年にカナダ初の大陸横断鉄道であるカナダ・パシフィック鉄道の太平洋側ターミナルとなったことが今日の発展の端緒となった。1900年から10年にかけて,サケの缶詰と製材業などの急速な成長が中国,イギリス,インド,アメリカ,日本などから多くの移民を呼び寄せた。第2次世界大戦は造船業を発達させた。戦後,都市再開発によって急速に変貌をとげつつある。
執筆者:正井 泰夫
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