バンガー(英語表記)Bangor

デジタル大辞泉 「バンガー」の意味・読み・例文・類語

バンガー(Bangor)

バンゴール

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バンガー」の意味・わかりやすい解説

バンガー
Bangor

イギリスウェールズ北西部,グウィネズ北部の都市。グウィネズの行政府所在地カーナーボン北東約 15kmにあり,メナイ海峡の北東の入口に面する。6世紀に聖ダイニオルによって聖堂が建設され,ケルト人のキリスト教中心地となったところで,同聖人に捧げられた大聖堂があることで知られる。町はノルマン朝時代に城を中心に形成された。学術,文化の中心地で,北ウェールズ大学 (1884) をはじめとする高等教育機関や,ウェールズの考古学的史料を集めた博物館がある。人口 1万3725(2001)。

バンガー
Bangor

イギリス北アイルランド東部,ノースダウン地区の行政府所在地。アイルランド語では Beannchar。ベルファスト東北東約 20km,ベルファスト湾南岸に位置する。555年頃聖コムガルにより修道院が建設されたのが町の起源。9世紀以降デーン人のたび重なる侵入によって荒廃したが,12世紀聖マラキにより一部が再建された。今日では海浜保養地で,港にはロイヤル・アルスター・ヨットクラブの本部がある。人口 5万8388(2001)。

バンガー
Bangor

アメリカ合衆国,メーン州中部の都市。オーガスタの北東約 122km,ペノブスコット川河口から約 96km上流の河港から発展した。 1769年から植民が始ったが,1812年のアメリカ=イギリス戦争の際は,一時イギリス軍に占領された。その後造船業木材工業発達,南北戦争前は世界有数の木材積出港であった。現在はパルプ製紙,木材,電子工業,機械製造などが主要産業。人口3万 3181 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のバンガーの言及

【ベンガル】より

…10~11月にはベンガル湾北部に発生したサイクロンと呼ばれる熱帯性低気圧が来襲し,大雨と強風また高潮によって大きな被害を生ずることがある。 ベーダ時代にはバンガーVangāと呼ばれ,現地名はそれに由来するとされる。前4世紀のマウリヤ朝から6世紀のグプタ朝まで諸王朝の属領であったが,8世紀中期に独自の政治勢力としてパーラ朝が成立した。…

※「バンガー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android