バルメン会議(読み)バルメンかいぎ(英語表記)Synod of Barmen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルメン会議」の意味・わかりやすい解説

バルメン会議
バルメンかいぎ
Synod of Barmen

反ナチスの抵抗を組織化するためにドイツのプロテスタント諸派 (ルター派領邦教会,カルバン派合同教会) が,1934年5月ルール地方のバルメンで開いた会議。告白大会 Bekenntnissynodとも呼ばれる。この運動中核は,M.ニーメラーの主宰する牧師緊急同盟で,37年ニーメラーが逮捕されてからは地下運動となった。バルメンでは K.バルトを中心にバルメン宣言6ヵ条を採択し,第2次世界大戦後の教会復興にまで影響を及ぼした。 (→告白教会 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android