バルビアニ環(英語表記)Balbiani ring

法則の辞典 「バルビアニ環」の解説

バルビアニ環【Balbiani ring】

双翅目昆虫のユスリカ唾液腺染色体に見いだされる巨大なバフ.ここでは多量のRNA合成が行われ,また各染色体におけるバルビアニ環の位置幼虫の発生段階によって大きく変化する.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のバルビアニ環の言及

【唾腺染色体】より

…これをその形にちなんでパフpuffという。発見者の名にちなんでバルビアニ環とよぶこともある。一つのパフは数個のバンドを含むが,その位置および大きさは幼虫や前蛹(ぜんよう)の発育段階によって異なる。…

※「バルビアニ環」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android