バリ(英語表記)Bari

デジタル大辞泉 「バリ」の意味・読み・例文・類語

バリ(Bari)

イタリア南東部、アドリア海に臨む港湾都市。果樹栽培や金属機械などの工業が盛ん。かつて十字軍の船出港で、東方貿易により発展聖ニコラス教会など古い建築物がある。

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精選版 日本国語大辞典 「バリ」の意味・読み・例文・類語

バリ

(Bari) ⇒バーリ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バリ」の意味・わかりやすい解説

バリ
Bari

イタリア南部,プーリア州州都。バリ県の県都でもある港湾都市。アドリア海にのぞみ,ナポリから道路で東北東約 300kmに位置する。古くはギリシア人の植民都市で,ローマによる支配後も地中海東部地域との連絡上の重要な港をなし,9~10世紀にはビザンチン文化の一中心地。 1071年にノルマン人により占領され,城壁や大聖堂などが建設された。巡礼聖地で,十字軍の出航地としても知られる。現在は食品,繊維,機械,石油化学などの工業が立地。旧市街は現在も城壁で囲まれ,11~12世紀建設のサン・ニコラ大聖堂や 13~16世紀の城などがある。人口 32万475(2011推計)。

バリ
Vali

北欧神話の神。オーディンと女巨人リンドの息子で「西の広間」で生れた。アリとも呼ばれる勇敢な神。バルドルが,盲目の兄弟ヘズルの投げた槍で殺されたときには,まだ生れたばかりだったが,手を洗い髪をすく前にヘズルを殺し,バルドルの仇を討った。ラグナレクのあとまで生残って,新世界を支配する運命をになう神々の一人であるとされる。

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世界大百科事典(旧版)内のバリの言及

【アイゴ】より

… 刺身,煮つけ,塩焼き,みそ汁のほか,沖縄では油いためにする。徳島で皿ネブリというように美味として珍重する地方もあるが,皮と腹中が小便臭いといわれ,熊本でショウベンウオ,静岡,和歌山,瀬戸内,九州北部にかけてバリ,バリタレ,アイノバリ,アイノマリ,エエバリなどという。雑食性だが海藻を好み,海藻の食べ方で味が異なるようである。…

※「バリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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