バヤリースオレンジ(読み)ばやりーすおれんじ

世界大百科事典(旧版)内のバヤリースオレンジの言及

【ジュース】より

…1938年,アメリカでフランク・バヤリーが真空缶を用いる瞬間殺菌法を開発し,それまで行われていた加熱殺菌による変色やビタミンCの破壊などを防止しうるようになって,ジュースの工業生産は本格化した。その後,このバヤリーの特許をゼネラル・フーズが買収,日本では第2次大戦後の51年,朝日麦酒が〈バヤリースオレンジ〉を発売した。この商品は爆発的な人気を博し,他社もこれに追随して同種の瓶詰製品を発売,続いて水で希釈,あるいは溶解して飲用する濃厚ジュース(コンクジュース)や粉末ジュースも登場してジュースブームを現出した。…

※「バヤリースオレンジ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」