バヤジト[1世](読み)バヤジト

百科事典マイペディア 「バヤジト[1世]」の意味・わかりやすい解説

バヤジト[1世]【バヤジト】

オスマン帝国第4代の君主(1389年―1402年)。〈稲妻〉と通称ムラト1世の子。コソボの戦に従軍中,父の暗殺により即位セルビアを臣属させて,バルカンを経営。一方小アジアの小侯国を併合して,ビザンティン帝国と戦う。1396年ハンガリーを主体とするキリスト教連合軍に大勝したが,1402年ティムールの小アジア進攻に抗して敗れた(アンカラの戦)。

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