バッドキアリー症候群(読み)バッドキアリーショウコウグン

デジタル大辞泉 「バッドキアリー症候群」の意味・読み・例文・類語

バッドキアリー‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【バッドキアリー症候群】

Budd-Chiari syndrome肝静脈や肝部下大静脈が閉塞へいそく狭窄きょうさくし、門脈圧亢進症に至る疾患。異所性静脈瘤・腹水肝機能障害・下腿のむくみ・下肢静脈瘤・腹壁静脈の怒張などの症状を示す。原因が不明なものと、肝癌かんがん転移性肝腫瘍鬱血性うっけつせい心疾患・白血病・静脈血栓症などが原因となるものとがある。多くの場合は慢性経過をとるが、急性閉塞狭窄をきたす場合もある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android