バグダッド

精選版 日本国語大辞典 「バグダッド」の意味・読み・例文・類語

バグダッド

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デジタル大辞泉 「バグダッド」の意味・読み・例文・類語

バグダッド(Baghdād)

イラク共和国首都チグリス川に臨む工業都市皮革や絹・綿織物業、石油工業や商業が盛ん。762年にアッバース朝の首都となり、イスラム帝国発展とともに繁栄。1258年にモンゴル軍に占領されるまで続いた。人口、行政区562万(2003)。バグダード。

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百科事典マイペディア 「バグダッド」の意味・わかりやすい解説

バグダッド

イラクの首都。バグダードとも。同国中央部,ティグリス川にまたがり,政治,経済,文化の中心。商業,金融の中心はティグリス川左岸のラシード通りで,諸官庁もあり,右岸には空港,中央駅,放送局などがある。肥沃メソポタミア平野の中心地で,じゅうたん絹織物を産し,石油精製工場もある。8世紀にアッバース朝の首都として創設。〈平安の都〉と呼ばれ,イスラム世界の政治,宗教,文化の中心として繁栄。13世紀のティムール軍の侵入により破壊されたが,オスマン帝国治下に復興。20世紀初頭にはドイツの三B政策の橋頭堡とされた。1921年イラク王国の首都となった。1990年の湾岸戦争,2003年のイラク戦争にはじまる国内紛争で市街は大きな被害を受けている。615万人(2011,大都市域人口)。
→関連項目イラクイラク戦争大韓航空機爆破事件山本美香

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バグダッド」の意味・わかりやすい解説

バグダッド
ばぐだっど

バグダード

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