バギオ(台風)(読み)ばぎお(英語表記)baguio

翻訳|baguio

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バギオ(台風)」の意味・わかりやすい解説

バギオ(台風)
ばぎお
baguio

フィリピンにおける台風の呼び名で、ルソン島北部のバギオ市に由来する。1911年7月14日、ルソン島北部に上陸した台風による豪雨洪水によってルソン島各地で大災害があり、このときバギオ市では24時間に1168ミリメートルという当時の世界記録降水量を記録した。

饒村 曜]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のバギオ(台風)の言及

【風】より

… チリchili地中海中部・南部での北アフリカやアラビア半島の砂漠からの熱風。 バギオbaguioフィリピンにおける台風の呼名。 ハブーブhaboobアフリカのスーダンに吹く砂あらし。…

※「バギオ(台風)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android