法則の辞典 「ハーシェル効果(写真)」の解説 ハーシェル効果【Herschel effect】 色増感されていない写真乳剤に露光を与えて潜像をつくらせてから,赤色光か赤外線を照射すると,潜像がしだいに消滅して,最初の露光で得られたよりも写真濃度の低い画像が得られる現象をいう.潜像を形成している銀粒子が赤外線の影響で電子を放出し,銀イオンに戻ってしまうためと考えられている.天文学者のハーシェル(J. Herschel)の発見になる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報