ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハンソン」の意味・わかりやすい解説
ハンソン
Hansson, Ola
[没]1925.9.26. ビュコクデレ
スウェーデンの作家,詩人。農民の子に生れ,郷土の自然を歌う田園詩人として出発。代表作『多感なアモローサ』 Sensitiva Amorosa (1887) は,エロティシズムの病理学的臨床記録ともいうべき詩的散文の傑作で,一大センセーションを巻起した。そのほか『詩集』 Dikter (84) ,『夜想曲』 Notturno (85) など洗練された精緻な言語によるすぐれた作品を残したが,時代にいれられず,1889年ベルリンに移住してドイツ女性と結婚,ドイツ語で創作活動を続け,さらにスイスやトルコで不遇な生涯をおくり,イスタンブール近郊で没した。
ハンソン
Hanson PLC
ハンソン
Hanson, John
[没]1783.11.22. プリンスジョージ,オクソンヒル
アメリカ独立革命期の政治家。 1757~73年メリーランド植民地議会議員。独立戦争では多くの重要委員会に参加。 80~82年大陸会議のメリーランド代表。 81年大陸会議により連合規約下の初代議長に選ばれたが,連邦憲法下の大統領のような権限はもたなかった。
ハンソン
Hansson, Per Albin
[没]1946.10.5. ストックホルム
スウェーデンの政治家。独学で新聞記者になり,1903年社会民主青年連合の結成に参加,17年日刊紙"Social-Demokraten"編集長。 18年下院議員に当選,20~26年社会民主党政権で国防相をつとめた。軍備全廃の必要を説いたことで知られる。 32~46年首相となり,平和政策と中立の維持に貢献した。
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