ハルシャ・バルダナ(読み)ハルシャバルダナ

百科事典マイペディア 「ハルシャ・バルダナ」の意味・わかりやすい解説

ハルシャ・バルダナ

ハルシャ王ともいい,戒日(かいじつ)王とも。古代インドの王,プシュヤブーティ(バルダナ)朝の創始者(在位606年―647年ころ)。グプタ朝衰退により小国分立していたとき,エフタルを破って北インドの大部分を支配した。カニヤークブジャ(カナウジ)に都し,仏教に帰依して,グプタ文化を再興した。文芸を保護し,自らも戯曲などを執筆した。
→関連項目南アジア

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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