日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハル(カナダ)」の意味・わかりやすい解説 ハル(カナダ)はるHull カナダ、ケベック州南西部の都市。オタワ川の北岸に位置し、対岸に首都オタワがある。人口6万6246(2001)。住民の約90%をフランス系が占める。1800年の建設はオタワより早く、北米でも有名な木材工業地となった。パルプ、製紙、製材などの軽工業が発達し、ほかにセメント、印刷機械、鋳物などの工業がある。近くに長石、雲母(うんも)、鉄などの有用地下資源があり、鉱業も活発で、ケベック州有数の工業都市である。[山下脩二] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例