ハリマン(Edward Henry Harriman)(読み)はりまん(英語表記)Edward Henry Harriman

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ハリマン(Edward Henry Harriman)
はりまん
Edward Henry Harriman
(1848―1909)

アメリカの鉄道資本家。ニューヨークウォール街の事務員から身をおこし、22歳で証券取引所の会員権を得て鉄道経営関心を示し、1883年、イリノイセントラル重役となり、手腕を発揮した。95年には大陸横断鉄道ユニオン・パシフィックに加わり(のち社長)、路線を拡大した。能率的な経営をする一方、株式買占め合戦やカルテル化の持株会社をつくるなどしたため、反トラスト的な革新主義風潮のもとで非難された。

[長沼秀世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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