ハモンド・オルガン(読み)ハモンドオルガン

百科事典マイペディア 「ハモンド・オルガン」の意味・わかりやすい解説

ハモンド・オルガン

電気楽器の一つ。米国の時計製作者L.ハモンド〔1895-1973〕によって1929年に発明特許1934年)され,その後の改良を経て,一時は電子オルガン代名詞ともなる人気を得た。電動機で回転するトーン・ホイールと呼ばれる多角形の鋼製回転盤に歯を刻み,これにコイルを近づけて電磁誘導基本となる正弦波を得る点が特徴
→関連項目オルガン

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハモンド・オルガン」の意味・わかりやすい解説

ハモンド・オルガン
はもんどおるがん
Hammond organ

アメリカの発明家ローレンス・ハモンドLaurens Hammond(1895―1973)が1929年に発明、1934年に特許を得た電子楽器

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハモンド・オルガン」の意味・わかりやすい解説

ハモンド・オルガン
Hammond organ

楽器一種。 1934年にシカゴの L.ハモンドが発明した電気オルガン電磁気を利用してコイルの中に振動を起し,これを拡声機に連結して音を混合,拡大するもの。

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世界大百科事典(旧版)内のハモンド・オルガンの言及

【電気楽器】より

…(2)機械的回転を電気振動に変換しているもの。トーンホイールによる発電機を用い,電子回路で音色を合成しているハモンド・オルガンが代表的であるが現在は製造を中止している。(3)発振も電子回路で行い,種々の効果を電子回路で付加しているもの。…

※「ハモンド・オルガン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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